そのままで良いと思えた日
昨日はチョット車で行った所にあるお好み焼き『千房』に夕飯に行った。
駐車場に着いたら、彼のスマホに知らない着信番号。
誰やろ?
と…電話に出たら、
『着信があったから折り返しの電話したんですー』
聞きなれない声。しかもお年寄りの女性でした。
彼は、
『電話してないですけど、間違えてそちらにかかっていたのならすいません』
丁寧に対応していました。
しばらくして。また同じナンバーの着信が…
『●●さんですね!今朝はありがとうございました。お陰様で助かりました。怪我も大したことなく無事に落ち着きました助かりました』
彼は…
『あー。朝の!良かったです!…』
みたいな話をして電話を切った。
今日はなんだか疲れてるな…とは思ってましたが…
お好み焼きと焼きそばを食べながら話してくれた。
朝は凍結で、和歌山から河内長野に抜けるトンネルの出た所で事故だらけだったらしい。
彼も諦めてしばらくツルツルで走れない道の端っこで停車していたら、ビューンと、スピードを出して下り坂下り目の前にあるトラックに突っ込んでいった車があったそうです。
そして、助手席から一人でてきたものの運転席からはなかなか出てこなく…出てきたらばあちゃんだった。
彼は車から降り話を聞くと、お孫さんは、今日の実習が抜けたらまた一から1年間学校を行き直し講義の取り直しをしなきゃならず。ここへタクシーを呼ぼうかとかパニックになっていたそう。車もぐちゃぐちゃで大変だし。
彼は警察に連絡したりしてばあちゃんのお世話し、
そのお孫さんを自分のトラックに乗っけて学校まで送ったそうです。
無事、実習にも間に合い、事故の処理もすみ、感謝の電話だったのです。
困った時はお互い様。側にある優しさ。
きっと、お礼の電話が無かったらこの話はわたしにはしなかった事。
誰かに認めて欲しいからとかじゃないししたいからした。だから話す必要のない事。
でも、わざわざ夕食前に電話がかかるとは、夕食の隠し味にしてくれたのかな…って。
些細や日常の細やかな気持ち。
こんな彼がそばに居てくれて心強さも感じた。
彼の優しさ、良い人はそのままで良い。
幸せのお好み焼きと焼きそばで満足な夜だった。
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